一般社団法人 千葉県作業療法士会 Chiba Assocition of Occupational Therapists

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書籍紹介 Introduce a book

理事や代議員より、お薦めの書籍について紹介させて頂く事になりました。
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親のための新しい音楽の教科書 紹介者:池澤直行

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親のための新しい音楽の教科書 紹介者:池澤直行

私にとって、音楽はとても大事なんですが、その「私にとっての音楽」っていうのには、身の回りの環境音とか機械のノイズなんかも入っていたりするわけで、ひととの、あるいは書物での音楽をめぐる議論がいつもどこかもどかしいのは、この「音楽とはなにか」という概念が人によってずれているからじゃないかと思うわけです。

そう思うと、やっぱり私たちが「音楽」をイメージするときに暗黙の前提にしていることを掘り下げて考えざるを得ないわけで、だけどそのわりにはこのことに触れている書物はとっても少ないんですよね。

たとえば、いつからか、どうして音楽は「間違ってはいけないもの」になったのでしょうか?どうして幼稚園や小学校では、子どもたちに大声で歌わせるのでしょうか?考えてみると不思議じゃありませんか?

この本は、そうした「どうして音楽は、こんなに一方的でかたくるしいものになったのか?」を教育の観点から解き明かして、今の日本での音楽のあり方についてさまざまな「Why?」を提示しています。その意味では、「教科書」と銘打っていても「こうすべき」みたいな話はほとんど出てこないし、むしろそれは慎重に避けながら、「音楽とはなにか」を問いかける内容になっているように思います。

著者は臨床音楽学が専門だそうですが、学術的な書物ではなく、エッセイ風の読みやすい文章なので気楽に読めるし、それでいてとにかく目からウロコの論点がいっぱいで、音楽観が変わること間違いなしのかなり刺激的な本です。音楽の好きな人はもちろん、音楽療法とか、臨床で音楽を導入している人なんかにも、ぜひ読んでほしいです。マイナーな(失礼)出版社の本なので、まず実店舗では見つけることができないんですが、ネット通販ででも手に入れて読んでみてください。

 

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●書籍情報

書籍名 親のための新しい音楽の教科書 紹介者:池澤直行
著者 若尾 裕
定価 1260円
ISBN 978-4908040009
出版年月 2014.07.31
書籍紹介者

千葉県作業療法士協会 監事

名前:池澤直行

所属:市川市障害者支援課

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